初夏の必見!手作りおにぎりを美味しく保つ秘訣

初夏とは、字の通り「夏の初め」のことですが、具体的には5月の初めから6月の初め頃のことをいいます。

立夏を迎え、暦の上では夏ですが、夏ほど気温も高くなく、比較的過ごしやすい時期です。

ゴールデンウィークに行楽地へお出かけ、という人も多いのではないでしょうか。

元号が平成に変わった頃から、運動会もこの時期に開催されることが増えていきました。

行楽地や運動会に持って行くもののひとつにお弁当があります。

外で食べるお弁当はとても美味しい・・・ですが、この時期に気になるのは、食品が傷まないかということです。

今回は、お弁当の定番であるおにぎりを美味しく保つ秘訣について調べてみました!

おにぎりの歴史

日本のソウルフードと言われる『おにぎり』ですが、私たち日本人がいつ頃からおにぎりを食べているかご存じでしょうか。

その歴史は古く、発見された遺跡によると、弥生時代には食べられていたと考えられています。

おにぎりの語源は、奈良時代の書物にある『握飯(にぎりいい)』からきており、平安時代には『屯食(とんじき)』という蒸したもち米を握り固めた食べ物があったことがわかっています。

江戸時代には、現代の原型ともいえる海苔巻きのおにぎりが生まれました。

平成になると、握らないおにぎり『おにぎらず』がブームになりました。

おにぎりの魅力とは

「おにぎりの魅力」と聞くと、何が思い浮かびますか?

美味しい、食べやすい、具が豊富など色々ありますが、何と言ってもヘルシーで栄養豊富なところが注目すべきポイントです。

ご飯は冷めてから食べた方が、レジスタントスターチ(難消化でんぷん)が増えます。

レジスタントスターチは食物繊維の一種で、ゆっくりと消化吸収されるので腹持ちがよくなります。

血糖値の上昇も抑えるため、肥満の予防にも繋がります。

お茶碗によそったご飯を冷めてから食べるのには抵抗がある方でも、おにぎりなら冷めていてもあまり抵抗がなく食べられるのではないでしょうか。

行楽や運動会はもちろん、日々のお弁当や夜食にもおにぎりがおすすめです。

おにぎり(お米)に含まれる糖質は、アルコールの分解を促してくれるので、お酒のお供にもおすすめなんですよ。

おにぎりを美味しく保つには

手作りのおにぎりを持参する際、気になるのは消費期限ですよね。

本格的に暑くなる前、ちょうど初夏の時期は、食中毒も気になります。

お弁当の定番ともいえるおにぎりですが、菌が繁殖しやすいため、常温や冷蔵ではあまり長持ちしません。

各ご家庭でのつくり方や保存方法、具材によっても違いがあるため一概には言えませんが、半日ほどと思っておいた方が良いでしょう。

長持ちさせるためには、菌を増やさないことが大切です。

おにぎりは素手で握らず、ラップなどで握るようにしてください。

握った後、素早く冷ますのが長持ちさせるコツです。

具材はマヨネーズや生ものを避け、梅干しや塩気のある鮭佃煮などがおすすめです。

おにぎりは作り置きできない?

結論からいうと、作り置きは可能です。

但し、常温や冷蔵ではなく冷凍しなければいけません。

冷凍することで、ご飯がパサパサになるのを防いでくれます。

保存期間は1ヶ月ほどになりますが、なるべく早く食べきるようにしましょう。

具材は水分が少なく、味付けの濃いものを選ぶと良いです。

食べる時は、電子レンジで解凍します。500Wで2分ほどが目安になります。

時間がない時や、小腹が空いた時に手軽に食べられるので、冷凍おにぎりも活用してみてくださいね。

初夏の必見!手作りおにぎりを美味しく保つ秘訣まとめ

食品が傷みやすい初夏の時期も、ポイントさえ押さえれば、おにぎりを美味しく保つことはできます。

お出かけのお供に、間食や夜食に、手軽で栄養バランスの取れた美味しいおにぎりがおすすめです!