世界のおにぎり旅!飯糰・スパムむすび・キムパ

日本のおにぎりに慣れ親しんでいる私たちですが、実は世界各地にはさまざまな「包みごはん」の文化が存在しています。

台湾の飯糰(ファントァン)は朝食の定番として愛され続けており、ハワイのスパムむすびはローカルフードの代表格です。韓国のキムパは色鮮やかな断面が美しく、どれも独特の魅力を持っています。

今回紹介する3つの料理は、どれも身近な材料で作ることができますよ。特別な道具や調味料は必要ありません。自宅のキッチンで簡単に再現できて、家族や友人と一緒に楽しい食卓を囲めるでしょう。それぞれの国の食文化に触れながら、普段とは違った旅気分を味わってみませんか。

台湾の飯糰(ファントァン)

飯糰

台湾の朝ごはんと言えば飯糰が欠かせません。温かいごはんで揚げパンや干し肉、たくあんを包み込む台湾式のおにぎりです。ピーナッツ粉の甘みと塩気のバランスが絶妙で、カリカリした食感とモチモチしたごはんの組み合わせが楽しめます。

日本で作る場合は、天かすや焼き豚、市販のたくあんを使えば手軽に再現できるでしょう。ラップを使って具材を包み込むだけなので、朝の忙しい時間でも作りやすい一品となっています。甘辛い味つけが食欲をそそり、まるで台湾の屋台を訪れたような気分が味わえます。

一口かじると、さまざまな食材の味が口の中で混ざり合います。普通のおにぎりとは全く違った食体験ができて、朝食がワクワクする時間に変わるはずです。

ハワイのスパムむすび

スパムむすび

ハワイのローカルフードとして親しまれているスパムむすびは、四角い形が印象的な料理です。ごはんの上にスパムを乗せ、甘辛いタレで味つけします。厚焼き卵を加える場合があり、最後に海苔で全体を巻いて完成となります。

日本の家庭では、スパムの代わりにベーコンや厚切りハムを使って美味しく作れるでしょう。塩味と甘味が程よく調和して、食べごたえ十分です。お弁当に入れれば、いつものランチタイムが特別な時間に変わります。

ピクニックやアウトドアに最適で、手で持って食べやすい点が魅力的です。ハワイの青い海を思い浮かべながら味わえば、南国気分を満喫できます。子どもから大人まで幅広い年代に愛される味わいとなっています。

韓国のキムパ

キムパ

韓国の定番料理であるキムパは、見た目の美しさが際立つのり巻きです。ごま油を混ぜたごはんに、ほうれん草やにんじん、たくあん、卵焼きなどカラフルな具材をたっぷり巻き込みます。牛肉を加えれば、さらにボリューム満点の仕上がりになるでしょう。

断面をカットすると、まるで花のような美しい模様が現れます。SNS映えする見た目で、友人を招いたパーティーで喜ばれる一品となっています。日本の材料だけで十分美味しく作れて、野菜をたくさん摂取できる点が嬉しいポイントです。

作り方は意外と簡単で、巻きすを使えば綺麗な形に仕上がります。イベントや行楽シーズンにぴったりで、家族みんなで楽しく作れる料理と言えるでしょう。

世界のおにぎり特徴まとめ

名称発祥地主な具材特徴
飯糰台湾揚げパン・干し肉・たくあん包み込む・甘じょっぱい
スパムむすびハワイスパム・卵焼き・たれ四角・海苔巻き
キムパ韓国ごま油ごはん・野菜・卵・牛肉のり巻き・カラフル

ここまで紹介した3つのおにぎりは、どれも材料や作り方、見た目にそれぞれの魅力があります。気になる味やスタイルを選んで、自分なりのアレンジを楽しんでみてください。

世界のおにぎりで新しい食卓体験を

おむすびやキンパは、日本や韓国だけでなく、今世界中で注目されているごはん料理です。最近では具材のバリエーションが広がり、SNSで話題の進化系おにぎりや、彩り豊かなキンパが次々と登場しています。

 身近な食材で作れるのに、アイデアひとつで驚きや楽しさがプラスできるのが魅力です。
「今日はどんな具を巻こうか」「どんな見た目にしようか」そんなふうに食卓を囲む時間は、きっと思い出に残ります。

世界の味を取り入れて、おにぎりの新しい楽しみ方をぜひ見つけてみてください。