バスマティとジャスミンの違い│外で香り米を旨く炊く

キャンプで食べるごはん、いつも同じ味になっていませんか。白米はもちろんおいしいですが、たまには香り米を選んでみると、新しい発見があるかもしれません。

バスマティはナッツのような香ばしさが際立ち、ジャスミンは花のようにやさしい甘い香りが広がります。種類によって食感や風味が大きく変わるので、外ごはんがさらに楽しくなりますよ。

香り米は、シンプルな料理であっても不思議と特別感が生まれるのが魅力です。炊きたての香りに包まれながら味わうごはんは、自然の中で過ごす時間をさらに贅沢なものにしてくれるでしょう。

バスマティの特徴と炊き方のコツ

バスマティ

バスマティはインドやパキスタンでよく食べられている、細長い粒が特徴のお米です。炊きあがると、ふんわりとナッツのような香りと、ほんのり花のような香ばしさが広がります。この香りをしっかり楽しみたいなら、炊く前に30分ほど水につけておくのがコツです。

水加減は、お米1に対して水を1.5〜2倍ほどが目安になります。外で炊くときは、火加減や風に注意しましょう。

沸騰するまでは強火で、そのあとは弱火でじっくり火を通すと、パラッとした食感に仕上がります。バスマティはカレーやピラフによく合うので、キャンプごはんの幅が広がります。

ジャスミンの特徴と外ごはんでの使い方

ジャスミンライスは、タイや東南アジアで親しまれているお米です。炊きあがると、花のようなやさしい甘い香りがふんわり広がり、少しだけ粘りのあるしっとりした食感が楽しめます。

バスマティよりやや水を控えめにして炊くと、ほどよい仕上がりになります。キャンプなど道具が限られる場面で、分量を守ればおいしく炊けますよ。

外で炊くときは、香りを逃さないために鍋の蓋をしっかり閉めたり、風よけを使うのがポイントです。炊きたてをそのまま食べても、タイカレーや炒めごはんと合わせてもよく合います。

香り米比較表

バスマティとジャスミン、それぞれの特徴や炊き方、どんな料理に合うのかをまとめました。

違いを見比べると、自分にぴったりの香り米が選びやすくなります。

名称香り水量浸水時間合う料理
バスマティナッツ・ポップコーン風米1:水1.5〜2倍30分以上カレー・ピラフ
ジャスミン花のような甘い香り米1:水1.25〜1.5倍15〜20分タイ料理・炒めもの

キャンプ・外で香り米を美味く炊く工夫

キャンプや外で香り米を炊くときは、火加減や風の影響に少し注意が必要です。焚き火やバーナーだと火力が変わりやすいため、最初にしっかり予熱し、鍋の蓋はできるだけ厚手のタイプを使うと蒸気が逃げにくくなります。内蓋や布巾をかぶせるのがおすすめです。

風が強い日は、鍋の周りに風よけを作るだけで仕上がりが変わってきます。標高が高い場所は水分が飛びやすいので、普段より水を少し多めに入れて調整してみてください。

炊きあがった後は、しっかり蒸らす時間を取ることで香りや粒感が残ります。軽いアウトドア鍋でも、ポイントを押さえればふっくら炊けますよ。温度調節が難しいときは、通常より長めに蒸らして仕上げると失敗しにくいです。

香り米で外ごはんを楽しもう

バスマティやジャスミン、それぞれの香りや食感の違いを知るだけで、ごはんを選ぶ楽しみが増えます。

まずは少しずつ試してみて、自分の好きな味や炊き方を見つけてみてください。

香り米を炊いて食べるだけで、外ごはんがちょっと特別な時間になります。自然の中で炊きたての香りに包まれながら食べるごはんは、きっといい思い出として残るはずです。