お米の栄養素を徹底解説!美味しく食べて健康になろう

お米は、日本人に古くから親しまれている「元気に活動するためのエネルギー源」です。

しかし近年「炭水化物ダイエット」や「糖質制限」などの健康管理が流行っており、お米を食べるのを控えているという方もいらっしゃいます。

もしお米の摂取を制限すると、私たちの体にどのような症状が起こるのでしょうか。

この記事ではお米に含まれる成分や、お米で得られる効果、不足するとどのような症状があらわれるのかなどを詳しく解説します。

お米に含まれる栄養素

お米に含まれる栄養素には様々な種類があります。

まず、お米の80%を占める主成分は、エネルギー源である炭水化物、 たんぱく質、脂質です。

そのほかミネラル成分のナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ビタミンなどのビタミンB、ビタミンB2、セレン、モリブデン、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチンが含まれています。

それでは、主なお米の栄養素をみていきましょう。

炭水化物

お米の77%は炭水化物という「身体活動や生命活動をおこなう上で欠かせないエネルギー源」でできています。

もし炭水化物が体の中で不足すると、筋肉が減少したり、疲労感、脱力感が増すほか、脳などの神経系の働きが低下する可能性があり、危険です。

お米はまさに、生きていく上で欠かせない食料ですね!

たんぱく質

お米の6%はたんぱく質でできています。

たんぱく質は人間の細胞や、血液、臓器を作り出す栄養素です。

大人はもちろん、成長期である乳幼児や子どもは特にたんぱく質の摂取が必要で、体内で不足すると成長障害を引き起こすこともあるんですよ。

脂質

お米の1%は脂質です。

脂質は、体の細胞を作る役割に加え、炭水化物やたんぱく質の2倍のエネルギーを持っています。

ダイエットで嫌われがちな脂質ですが、実はエネルギー源として欠かせない栄養素であり、不足すると基礎代謝や身体活動が低下してしまうため、極端に制限するのはとても危険です。

食事量が落ちてくる高齢者などは、特に摂取が必要な成分です。

ビタミンB1

ビタミンB1は神経機能を正常に保つ役割があり、体の調子を整えたり、疲れた体を回復させる働きがあります。

ビタミンB2

ビタミンB2は別名「発育のビタミン」と呼ばれ、皮膚や髪の毛、爪などの再生をサポートする働きがあり、美容効果が高い栄養素の一つです。

ビタミンB2が不足すると、口内炎、肌荒れ、髪のトラブル、ニキビなどが起こりやすくなります。

カルシウム

カルシウムは、丈夫で健康な骨や歯をつくるための栄養素として広く知られていますね。

成長期には欠かせないないカルシウムは「ビタミンD」と一緒に摂取することで、体内により吸収されやすくなります。

亜鉛

亜鉛は免疫力を維持したり、味覚を正常に保つ役割がある栄養素です。

体内の中の亜鉛が不足すると、風邪やウイルスにかかりやすくなったり、味覚障害、成長障害に加えて、生殖機能の低下が引き起こされることもあります。

食物繊維

食物繊維は、便秘を改善させたり脂質異常の予防ができる栄養素です。

ダイエットでお米などの食物繊維の摂取量が不足すると、腸内環境が悪くなり、腸の病気にかかりやすい他、心筋梗塞や糖尿病などの生活習慣病のリスクが高くなる恐れがありますので注意しましょう。

おにぎりを食べる子供

お米は脳や体のエネルギー源

お米にはたくさんの栄養素が含まれており、脳や体のエネルギー源となります。

お米を食べると脳の働きが活性化するので、日本では朝食や主食の定番として親しまれてきました。

お米の種類によってそれぞれ栄養素も異なるため、摂取したい栄養に合わせてお好みのお米を見つけることも楽しいですね。

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