防災食やキャンプめしにおすすめ!今話題のミリメシとは?
火や電気を使用しなくても食べることができる「ミリメシ」は、アウトドアや防災食品として今注目されています。
「そもそもミリメシってなんなの?」という声にお答えすべく、この記事ではミリメシの種類や食べ方について詳しくご紹介いたします。
ミリメシの活用方法はあなた次第!美味しく食べて賢く活用しましょう!
ミリメシってどんなもの?
ミリメシとは、ミリタリー(軍隊)のメシ(飯)を略したもので、軍隊に支給される携帯用保存食です。
自衛隊や軍隊で活躍する隊員たちは戦場や被災地にてご飯を食べることから、利便性、保存性、そして栄養面が考慮されています。
ミリメシは世界中の軍を持つ国で食べられており、国によってメニューは大きく異なります。
中でも日本のミリメシは味が良いとされ、UNTAC(国際連合カンボジア暫定統治機構)が主催した「戦闘糧食コンテスト」で見事1位を獲得しました。
ミリメシには2種類ある
ミリメシは「カンメシ」と「パックメシ」の2種類があります。
カンメシ
カンメシの歴史は古く、自衛隊が創立された1954年から食べられています。
カンメシは保存性が優れているだけでなく、航空機から支援物資として投下された際の衝撃にも耐えられるよう缶のつまみ部分をあえてつけていません。
カンメシは、ご飯だけのものと、おかずだけのものがあり、食べる際には約25分ほど湯煎、賞味期限は3年ほどあるものがほとんどです。
パックメシ
パックメシはレトルトパウチに入っています。
1990年以降に採用されたパックメシは、カンメシよりも強度が弱く、保存期間が短いです。
しかし移動の際に持ち運びが便利であることや、調理の手間がかからないことから現在でも多くの自衛官に支給されています。
パックメシもカンメシ同様ご飯とおかずというセット内容です。
賞味期限は1年程度ですが、10分の湯煎、または加熱をしなくてもそのまま食べることができるものが多く発売されています。
ミリメシの種類
ミリメシのメニュー内容は国により異なります。
日本のミリメシには、日本人が欠かすことのできない「お米」が豊富に取り揃えられていることが特徴です。
お米の種類は白米以外にも、おかゆ、卵雑炊、とり飯、あなご飯、鮭わかめ飯、ピラフ、チャーハン、炊き込みご飯、赤飯など多岐にわたります。
一方おかずには、ソーセージ、ハンバーグ、野菜の煮込み、魚の煮物、カレー、やきとり、肉団子などがあり、食べごたえ満点です。
ネットショップでは、日本以外にもアメリカやイギリス、フランス、ロシアなどのメリメシが発売されていて、誰でも気軽に購入して食べることができますよ。
ミリメシの作り方
湯煎
自衛隊員が実際に現地でミリメシを食べる際は、電子レンジやガスなどの調理器具がないため、大きな鍋で沸かした湯の中に缶やレトルトのパウチを入れて25分程度湯煎します。
湯煎は、特別な容器に移しかえる必要もなく、また実際に食べる時もお皿を使わないためキャンプなど野外でも大変便利です。
電子レンジで加熱
ミリメシは電子レンジで加熱しても美味しく食べることができます。
加熱時間は食品にもよりますが、約5分程度ですぐに食べることができます。
カンメシはレンジに入れて加熱することはできませんが、パウチに入ったものはそのまま加熱しても良い場合があります。
常温
ミリメシの中には常温で食べることができるものも多く開発されています。
水かお湯を入れるだけでお米や炊き込みご飯が食べられるものもあり、屋外で食べる際や非常時にも簡単に調理できます。
ミリメシは防災食やキャンプに最適
キャンプや登山でのご飯というのは毎回同じメニューになりがちですが、ミリメシを取り入れると野外で食べるメニューの選択肢が広がりますよ。
また電気やガス、火を使わず食べることができるミリメシは、緊急時にも最適です。
「ローリングストック法」という防災食の備蓄方法がありますが、これは防災食の賞味期限が切れる前に日常生活の中で食べてしまい、新しく買い直すというものです。
賞味期限が切れそうなミリメシはキャンプなどのアウトドアで食べ、防災食を新たに備えると安心ですね。