玄米は何分づきがベスト?精米機で選ぶ「分つき米」のメリット・デメリットを解説
玄米と聞くと、栄養が豊富でダイエットや健康に良さそうだけど「食べにくそう」「硬い、美味しくない」そんなイメージをもたれがちです。
しかし、体に良い玄米を、毎日美味しく食べる方法があります。
それが、玄米と白米の良いとこ取りの『分つき米(ぶつきまい)』です。
ここでは『分つき米』について解説しますので、以前試して食べにくかったと感じた方や、これから玄米にチャレンジしたいと思っている方はぜひ最後までご覧ください。
玄米とは?
精米されていない玄米には、ぬかや胚芽がついているため、とても栄養価が高いです。
ぬかや胚芽には、食物繊維やビタミン、鉄などのミネラル、カルシウムなどの栄養が豊富で、便秘やデトックス、美容やアンチエイジングにも効果が期待できます。
しかし、ぬかや胚芽があるぶん硬くて食べづらいため、よく噛んで食べないと消化吸収が悪くなって、便秘の原因になりやすいことがデメリットです。
また、玄米は白米と同じように炊飯器で炊くと、食感がゴワゴワしたり、パサパサしたりするので手間がかかると感じる方も多いでしょう。
分つき米とは?
『分つき米』とは、玄米と白米の間のお米のことです。
豊富な栄養は摂りたいけれど、食べづらいのは困るという方、お子さんや高齢者には『分つき米』をおすすめします。
精米時にぬかや胚芽を少し残すので、分つき米は白米よりも栄養が豊富で、玄米よりも食べやすいです。
この『分つき米』は残っているぬかの量などから種類が分かれます。数字が大きくなるほど白米に近くなります。
分づき具合にはそれぞれメリット・デメリットがあるので、好みに合わせて選んでくださいね。
3分づき米とは?
3分づき米は、ぬかが約30%除去され、胚芽が残っている状態です。
見た目もほぼ玄米に近く、米粒が茶色いのが特徴で、栄養は豊富ですが食感が少しぼそぼそしています。
玄米よりは柔らかくて食べやすいですが、白米よりは硬く消化が悪いので胃腸が弱い人は注意が必要です。
炊飯器で炊くことができますが、水を多めにして、食べる時はよく噛むようにしましょう。
5分づき米とは?
5分づき米とは、ぬかが約50%除去され、胚芽がほぼ残っている状態です。
米粒の色が薄茶色で独特の風味が特徴で、胚芽部分が半分残っているため『半づき米』とも呼ばれ、栄養が豊富に含まれています。
食感は白米に比べると少し硬いため、5分づき米も水を多めにして炊いてください。
7分づき米とは?
7分づき米とは、ぬかが約70%除去され、胚芽が一部残っている状態です。
お米に白さがあり、食感や味も白米と変わらないので、小さなお子様やご高齢の方でも食べやすい分つき米です。
初めて食べる方には、こちらの7分づき米がおすすめです。
7分づき米に慣れてきたら、徐々に5分づき米、3分づき米と変えていくといいかもしれませんね。
分つき米にチャレンジしてみよう!
「玄米と味噌汁があれば、生きていくのに必要な栄養素が摂れる」と言われるほど栄養豊富な玄米ですが、白米を食べ慣れている方にはデメリットに感じる部分もあります。
白米と同じように炊飯器で炊くことができ、豊富な栄養素を摂ることができる『分つき米』は、試してみて損はないのではないでしょうか。
気になった方はぜひ一度『分つき米』にチャレンジしてみてくださいね。
また、日本人の主食であるお米ですが、ひとくちにお米と言っても、実は種類が多く、世界にはまだまだ色んなお米が存在します!
世界の様々なお米については「お米の長さは世界で違う?インディカ米・ジャポニカ米・ジャバニカ米の違いを紹介!」の記事でまとめていますので、ぜひ合わせてご覧ください。